昨日の投稿に引き続き,教育行政における政府間関係の研究知見が著されたのが本書である。
また,分析枠組みとして,政府間関係論に加えて「政策共同体論」も援用している。
本書で分析の素材となっているのは副題となっている「少人数学級編成」である。
「少人数学級編成」の政策過程に関するマクロレベルの分析,
山形県,志木市,犬山市における当該事例の政策過程に関するミクロレベルの分析を経て,
NPMや教育行政に対する分権改革の影響を踏まえながら,分権改革によって教育の統治主体が変容したのかどうか,を理論的・実証的に示されている。
- 作者: 青木栄一
- 出版社/メーカー: 勁草書房
- 発売日: 2013/06/30
- メディア: 単行本
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