教育行政学の知見を著した表記の本を読了した。
「政府間関係」というのは,上位政府(中央)と下位政府(地方)の関係のことをさす。
教育行政の領域の本を読み始めてから知ったことだが,政府間関係の研究に影響を及ぼしているのが,2000年4月に施行された地方分権推進一括法(分権一括法)であるようである。
分権一括法以前は,教育行政の領域では文部省を頂点とした中央集権構造の成立が一般的な評価とされてきた。
本書はその評価に疑問を投げかけるととに,分権一括法施行後の政府間関係に実践的な示唆を与えようとするものである。
- 作者: 青木栄一
- 出版社/メーカー: 多賀出版
- 発売日: 2004/03
- メディア: 単行本
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