松宮慎治の憂鬱

このブログの情報は古く,今後更新しませんので,特に教職課程関連の参照元とすることは避けていただければと思います。ご迷惑かけます。2023.2.19

災害ボランティアバスに引率として随行したあとの自分の最後の挨拶について

東日本大震災のボランティアに関する思い出は,これまでも何度か記述してきた。
shinnji28.hatenablog.com
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参加した学生と教職員は,大学に帰着してから最後の振り返りを行う。一人ひとり何かを言って,クローズである。
自身が参加した過去3回について,引率として話した最後の言葉が,大学のウェブに残っていた。メモとして残しておきたい。

1回目 25歳当時 2011年10月21日(金)~10月24日(月)3泊4日(2泊は車中泊)

今回初めて現地へ行った。被災者から震災の話が出ることは行った人から聞いていて知っていたが、どう対応していいか分からなかった。自分の目で見て耳で聞くのと、テレビや新聞の情報とでは大きな差があると思った。たくさんの学生と話すことができて、みんなのことを優しくて素直で尊敬できる子たちだと思った。教職員は移動手段が新幹線や飛行機でなく、夜行バスであることから、行きたがる人が少ないので「行きたい」の声を増やしたい。そう思えたのはみんなのおかげ。このボランティアバスについて発表とかする子はぜひ日にちを教えて欲しい

[kobegakuin.ac.jp/earthquake/volunteer/report-20.html:title]

2回目 26歳当時 2012年5月11日(金)~5月14日(月)3泊4日(2泊は車中泊)

「現地でもっとこうすればよかった」などとあまり思う必要はないと思う。また、何を得たか、何を学んだかが分からないという学生もいるが、分からないことは急いで結論を出す必要はないと思う。分からないままに大事に持っておいてほしい

5月11日(金)〜5月14日(月) 学生ボランティア派遣 報告書 | 学生ボランティア派遣報告書 | 東日本大震災等の被災地支援活動 | 神戸学院大学

3回目 26歳当時 2012年12月21日(金)~24日(月・祝)3泊4日(2泊は車中泊)

クリスマスパーティを住民の後ろ側で見守っていたが、出し物が終わった時に「もっとやろうよ」という子どもの声を聴き、住民の気持ちの象徴だと感じた。クリスマスパーティの企画は、住民主体でそれを盛り上げる役割だったが、誰かがやろうとしていることを助けるのは、自分たちが最初から企画するより難しいと思う。それをよくがんばった。バスは構成メンバーによって、それぞれの感じた気持ちを共有し全体の雰囲気が作り上げられるので、毎回色が違う。個々のメンバーが自分の良さを出そうとしていたのがよかった。ただ、今回はグループごとの活動が多かったので全体で何かができなかったのが、仕方がないが残念だった