松宮慎治の憂鬱

このブログの情報は古く,今後更新しませんので,特に教職課程関連の参照元とすることは避けていただければと思います。ご迷惑かけます。2023.2.19

岡崎慎司の活躍がすごい

後半からだが、岡崎選手の所属するレスターシティの試合、対サンダーランド戦を昨日見た。
岡崎は後半15分くらいで交代したが、その後岡崎のチェイジングでヘトヘトになったサンダーランドのディフェンスに対して、ヴァーディのカウンターから2点を奪う。
これでレスターはプレミアリーグで首位を堅持した。
2位のトッテナムも勝ったので、勝ち点差は広がらなかったが、それでも7も開いている。
あと残り5試合あるのでまだまだわからないが、チャンピオンリーグの出場権はほぼ間違いなく確保されたといっていい。

仮にこのまま優勝するとすれば、それはとんでもないことである。
たとえていいのかわからないが、Jリーグでいえば、現在J2京都サンガが優勝するようなもの。
もちろんレスターシティは歴史のあるチームだが、近年は1部と2部を往復するエレベータークラブであった。
昔、GOAL!というプレミアリーグでの成り上がりを描いた映画があったが、実際このまま優勝すれば映画化されるレベルの奇跡である。
さらに、その中心にはレギュラーとして岡崎選手がいる。
香川もプレミアリーグで優勝しているが、レギュラーとは言い難かった。
それ以外での海外のトップリーグでの優勝は、ドルトムント時代の香川、ヴォルフスブルク時代の長谷部、やや古いがローマの中田くらいか。
他にもいたかもしれないが、基本的にMFであってFWではない。
最近でこそブンデスリーガで武藤が輝きを見せるが、海外で日本人FWが活躍することは難しい。
大久保も、平山も、柳沢も、西澤も活躍できなかった(ハーフナー・マイクはちょっとがんばってる)。
人種差別的なこともある。
そうした中で、得点こそ少ないものの信頼をつかみ、レギュラーとして出場し続ける岡崎選手は本当にすごい。
かつて彼が代表でワントップをやっていたとき、柳沢ファンの私は非常にイライラしたが、今となっては本当に先見の明がなかった。
元々の身体能力や才能で勝負してきたのでない選手が、これほどの活躍をするには血のにじむような努力が必要であったに違いない。
今季を逃すと、来季以降で優勝することは難しいだろう。
最後の方は強豪との試合が待ち構えているので、一筋縄ではいかないことが予想される。
しかしながら、そういう試合でヴァーディやマフレズが沈黙し、岡崎がゴールするという場面をみたい。
それで優勝し、かつ2桁得点となれば、完全にレジェンドとなる。