松宮慎治の憂鬱

'04京都橘高校卒→'08大阪教育大学卒、私立大学に職員として奉職→'17広島大学大学院教育学研究科博士課程前期高等教育開発専攻修了,そのまま後期課程在学中。とあるきっかけ(http://shinnji28.hatenablog.com/entry/2015/01/10/050000)があって、実名でブログを始めることにしました。特に憂鬱なことはないのですが、大学職員仲間がタイトルを考えてくれたので、そのまま使います。

森岡亮太(ヴィッセル神戸)のポーランド移籍が発表された

移籍先は、ポーランド1部リーグのスロンスク•ヴロツワフという、正直言って聞いたことがないチームだ。
かつてFIFAというサッカーゲームが大好きだった自分でも、まずポーランド1部リーグが、どんな名前だったか思い出せない(FIFAシリーズには実名で収録されている。FIFAすごい)。
憧れであったリーガ•エスパニョーラに移籍するための足がかりにするという。
ヴィッセル神戸が慰留のために残していた年俸は6,000万だというから、中心選手としての高待遇を捨て、おそらくはJリーグよりも環境の整っていないポーランドに移籍するのだろう。
すべては、欧州のスカウトの目に止まるため。
もちろん、森岡クラスになればスカウトも来ているだろうが、ヨーロッパの1部リーグに移籍して、ヨーロッパリーグに出場した方が話は早いかも、ということもある。
たとえば、ルーマニアを足がかりにした瀬戸貴幸がそうだ。
ただ、彼でさえヨーロッパの四大リーグには移籍せず、トルコの1部リーグにいる。
松井大輔だって、ル•マン以上のクラブにはステップアップできなかった。
リーガ•エスパニョーラというのは、下位リーグからの移籍ということになれば、中村俊輔クラスに活躍しないと入れない場所なのかもしれない。
それから、あまりこういうことを書くのはどうかと思うが、Jリーグと違って、ポーランドなら八百長もあるだろう。
国によって差はあれど、ヨーロッパなら八百長は当たり前、という話を現役の選手から伺ったことがある。
彼は、「自分ではどうしようもないところで、試合が決まってしまっているのが辛かった」とおっしゃっていた。

このように、今回のような移籍は、さまざまな苦難が予想される。
さらに、報われるとも限らない。
チャレンジをした結果うまくいかず、Jリーグに帰ってくる選手もたくさんいる。今期も柿谷が帰ってきた。
その意味で、今回のようなチャレンジは本当に尊敬してしまう。
私の敬愛する柳沢敦セリエAに挑戦したのも、同じく24歳頃のことであった。
サッカー選手の選手生命を考えれば、ふつうの社会人が45歳くらいで0からリスクの高いスタートを切るのと同じである。
このような判断を果敢にできる人が、どれだけいるだろうか?

森岡選手のプレーを、久御山高校時代に西京極で見たことがある。
自分はサッカー素人なのでわからないのだが、元サッカー部の友達は、うまい、うまいと言っていた。
たしかに、素人目にもうまく見えた。
ただ、ヴィッセルで10番を背負い、代表に選手されるとは、素人には思えなかった。
高校時代から将来を嘱望された選手が、プロに入ってからも周囲の評価に驕らず研鑽を積み、今さらに難しいチャレンジをしようとしている姿が、彼の選択から想像できるような気がした。