松宮慎治の憂鬱

'04京都橘高校卒→'08大阪教育大学卒、私立大学に職員として奉職→'17広島大学大学院教育学研究科博士課程前期高等教育開発専攻修了,そのまま後期課程在学中。とあるきっかけ(http://shinnji28.hatenablog.com/entry/2015/01/10/050000)があって、実名でブログを始めることにしました。特に憂鬱なことはないのですが、大学職員仲間がタイトルを考えてくれたので、そのまま使います。

働きながら大学院に行くということが視野に入ったのはいつか?

結論からいえば,2006年の1月頃です。
もう,ちょうど10年前の話になってしまいました。
京都にPHP研究所という会社があって,就職活動をしていたときに,ここの会社説明会に参加させていただいたんですよね。
www.php.co.jp
このときに,人事の方が「この会社には,仕事が終わってから,大学院に通っている方もいる」というお話をされました。
それは,神戸大学の社会人MBAのことを指しています。
以来,私にとって「働きながら大学院に行く」というのは,有力な選択肢であり続けました。
神戸大学の社会人MBAは2回受けて2回落ちたので諦めましたが,この会社説明会における衝撃は,大きいものがありました。

つまり,それまでの自分は,学ぶということと働くということが,分断されていたんですよね。
働くということは,学ぶことをやめるということでした。
少なくとも,大学のような場所に身を置いて学ぶということは,もうできないということが,働くことのイメージでした。
大学院に進学するということは,一切考えませんでした。
当時,文系の大学院に進学するという選択肢ほど,恐ろしいものはありませんでした。
今は違うかもしれませんが…。
文系の大学院に進学=進路が鬼のように限定されてしまう,ということであったし,学部新卒の資格が就職活動の上では最も強いものでした。
しかしながら,働き始めると,学ぶことは終わるのかというと,必ずしもそうではない。働きながら大学院に通うこともできる。
「働きながら」通えるということを,偶然知ることができたわけです。
この価値観の転換は,大きいものがありました。

当時,そのお話をしてくださった人事の方の名前など,まったく覚えていません。
さらに,PHP研究所の選考は,選考日を間違えて欠席してしまう,という不義理をかましてしまいました。
ただ,こういった価値観の転換を与えてくださって,本当に感謝してます。
ほんの少しのきっかけが,自分の将来に大きな影響を与えるということを,最も実感していることです。
あとは,人間というのはなかなか変わらないかもなあ,ということも感じました。
少なくとも,自分は,自分の思ってきたこと以外のことを実行に移すのは難しそうです。
逆に言えば,早め早めに考えてさえいれば,少しずつであっても実行できそうだ,ということも言えます。