松宮慎治の憂鬱

このブログの情報は古く,今後更新しませんので,特に教職課程関連の参照元とすることは避けていただければと思います。ご迷惑かけます。2023.2.19

プレゼンに練習はいらない

プレゼンの練習はしていない。
シミュレーションは脳内でするが,リハーサルはしない。
基本的にぶっつけ本番である。
こんなことでは,「いつかとんでもない失敗を犯すのではないか」と思ってきたが,今のところなさそうである(と,自分では思っている)。
なぜなのか,と考えてみて,気づいたことがある。
それは,

本番が一番の練習になる

という事実である。
というのも,本番を超える練習というのは,実際のところなかなか難しいのである。
いくら入念にリハーサルをしたとしても,リハーサルはしょせんリハーサルに過ぎないので。
たとえば本番では,リハーサルでは起こり得ないアクシデントが急に起きたりして,その場で臨機応変に対応しなければならないことがしばしばある。
このとき,入念にリハーサルをしていると,臨機応変に対応することが難しくなる,という危険性も一方で生まれてしまう。
想定外のことが起きると,フリーズしてしまう可能性があるのだ。
想定外を作らないためには,もともと想定というものをしない,というのが一つの解になりうる。

以上のことから,プレゼンがうまくなるには,たくさん本番をこなすということが近道のように思う。
ただし,1回1回は絶対に手を抜かず,全力でやるのがその前提である。
そうすると,また次の声がかかるようになって,さらにトレーニングが積める,という正のスパイラルに入れる。

もちろん,仮にいま「英語のプレゼンをしろ」と急に言われたら,やはりそれは死ぬほどリハーサルをせざるをえない。
日本語であるとか,自分の仕事に関連するであるとか,一度でも同じ経験があれば問題なさそうであるが,そうでなければぶっつけ本番は厳しい。
少なくとも,リハーサルなしで臨もうとは思わない。
このため,「練習はいらない」というのは,あくまでも自分の慣れている範疇に限られるようにも思われる。