松宮慎治の憂鬱

タイトルは友人が考えたもので,某アニメのことはわかりません。

絹川正吉著『「大学の死」、そして復活』(東信堂)を読了―大学への愛情を感じた—

とんでもなく骨太な本を読んでしまった,というのが端的な感想である。
このような場でコメントを書くのは憚られるが,もっとも印象に残ったのは第2章「大学教育を語る」における「特色GP」の紹介である。
特色GPというのは,「特色ある大学教育支援プログラム」の略称であり,平成19年度まで5年間実施された。
全く不勉強で恥ずかしくなるのだが,絹川先生はこの実施委員会の委員長であられたようだ。
特色GPそのものは知識として知っていたが,自身が働き始めたのが平成20年だからか,詳しいことは知らなかった。
中でも,特色GPでは「システム評価とプロセス評価の二つをもって教育評価をする」ということを徹底した(p.124)という点は勉強になった。
すなわち,「大学改革というのは、文科省の視点ではシステム改革」であるが,システムだけではダメだと。プロセスだと。
なかなか一回で咀嚼するのは難しいので,機をみて改めて再読したい。

「大学の死」、そして復活

「大学の死」、そして復活