松宮慎治の憂鬱

このブログの情報は古く,今後更新しませんので,特に教職課程関連の参照元とすることは避けていただければと思います。ご迷惑かけます。2023.2.19

中身の話をしているのに突然立場の話になるという問題

特定のテーマ、つまり中身の話をしているときに、突然立場の話で返されるという問題がある。
いわく「私には判断できない」「自分の立場では…」といった言葉である。
たしかに、話の中身は立場に規定されるところがある。
特に判断を迫られる状況になると、「自身の立場上そこまではなんとも」ということになりうるだろう。

しかしながら、そういったときに、立場の問題を留保しながら、中身について話し合うことは難しいのだろうか。
率直にいえば、重要なテーマについて話し合っているときに「私には判断できない」「自分の立場では」といったことを急に言われてしまうと、

・ではなぜいまこれについてお互いに議論しているのか?
・初めから決定権のある人が出てきてくれないか?

という気持ちになる。

ただ何度も言うように、議論が深まった結果、自身の判断できない領域に言及されることはあるかもしれない。
というか、あるのはわかる。
が、そうしたときであっても、立場はひとまず脇においといて、中身の話を続けるのは難しいだろうか。
中身の議論が深まっていったときに、突然立場の話になって逃げられると、この時間は一体なんだったのか、とむなしくなってしまうのである。
言質をとろうとするような姑息なまねをしたりしないので、本質について建設的な議論がしたいと考えている。