松宮慎治の憂鬱

'04京都橘高校卒→'08大阪教育大学卒、私立大学に職員として奉職→'17広島大学大学院教育学研究科博士課程前期高等教育開発専攻修了,そのまま後期課程在学中。とあるきっかけ(http://shinnji28.hatenablog.com/entry/2015/01/10/050000)があって、実名でブログを始めることにしました。特に憂鬱なことはないのですが、大学職員仲間がタイトルを考えてくれたので、そのまま使います。

「早くスタートを切らなかったことを後悔している」-元ベルマーレ平塚のサッカー選手,武市憲資さんの言葉がすばらしい―

私はこの方のことを,正直全然知りませんでした。
中田英寿とも一緒にプレーしたことがあるようです。
以下のウェブサイトで言葉を拝見したのですが,logmi.jp
率直に言うと最初の方は「ふつうのことをおっしゃってるな~」と思いながら流し読みしていました。

しかしながら,一番最後に,戦略外通告を受けたときにどんな気持ちになり,そして今どんなことを後悔しているのか,という質問に対して,「これ最後に皆さんに言おうと思ったんですけど、後悔あるんですよ。何が後悔かっていうと、本当にキーワードとして皆さんに伝えたいことが1つだけあって。」というまっすぐな言葉で,後悔を語り始めます。(赤字は引用者)

武市氏が後悔していること

質問者:さっきの質問と近いんですけど。
武市:みんな悲しいことばっか聞くんですね(笑)。いいけど(笑)。
質問者:戦力外受けた時に、何とか現役として続けよう、なんかその方法はないかって、模索じゃないですが、なんかそういうふうに方法考えたりとかはされたのですか。
武市:さっきも伝えたんですけど、もう圧倒的な実力の差があったんですよ。彼らが遊んでいたら、別に「いつか抜かしちゃうだろうな」とかって思ってたんです。本当に誰より練習してたので。なんですけど、本当にトップ選手が同じぐらい練習するんです。「この人いつ寝てんのかな?」とか思っちゃうぐらい。やっぱりやるからに仕事って楽しくやりたいし、できることなら1番目指してやりたいんで、ここはちょっと抜けないかなと自分で考えて、辞めました。でも葛藤はすごいありました。
質問者:今、後悔とかしてないですか?
武市:これ最後に皆さんに言おうと思ったんですけど、後悔あるんですよ。何が後悔かっていうと、本当にキーワードとして皆さんに伝えたいことが1つだけあって。皆さん若いから時間いっぱいあると思ってると思いますけれど、やっぱり時間って有限なんですね。いっぱいあるけど有限なんですよ。

スタートはいくらでも早く切れる

1回目の転職と2回目の転職で何が大きな違いかっていうと、さっき言ってもらいましたけど、ミズノからプルデンシャルには自分が行きたくて行ったんです。こういうことしたいって。
でも、サッカー選手からミズノっていうのは、僕は(サッカーを)したかったのに「もういらないよ」って言われちゃったんですね。これ、このまま「やっちゃったなー」っていうので終わっちゃうともったいないなって思ったんで、そのどうやってやってたら、中田ヒデよりうまくなってたのかなって、すごく考えたんです。
そしたら、もう気付いた時点で差がついちゃってたんで、どんなに努力しても同じ努力されちゃうから差が埋まらないんです。ただ人生ってすごくズルができて、例えば100メートル走、ウサイン・ボルトと一緒に走ろうと思ったら絶対に勝てないんですけど、人生はスタートはいくらでも早く切れるんですよ。だから変な話、20秒前からスタートしていいよって言われたら、僕ウサイン・ボルトに勝っちゃうんですね。人生も全く同じで、多分、ヒデ君とかはすごい若いときに「いや俺は絶対セリエA行くんだ!」とか、「絶対日本代表になって俺が牽引してやるんだ!」っていう強い意志とかを持ってたのが、僕より全然早かったと思うんですよ。でも僕が、小学生ぐらいでその気持ちでやれていたら、もしかしたら勝てたんじゃないかなって思ったのが唯一の後悔ですね。
やってたことに関しては全く後悔なくて、辞めたことにも後悔ないんですけど、そのスタートでちょっとズルできたら良かったかなってのは本当に思いました。他に何かありますでしょうか? 大丈夫ですか。

ここにいることのアドバンテージを活かして

皆さん多分夏休みだと思いますがが、僕が君たちくらいの年齢の時、夏休みなんて自分でインターネットを検索してこういうところに来ようなんて全く思ってなかったです。
「もうプール行っちゃうか」とか、「まずは本屋だな!」とか、「クーラーきいてるところ行こう!」そんな感じだったんですけど、多分君たちは、周りの子たちよりもスタートを早く切ってるんだと思います。
せっかくそのアドバンテージがあるんだからその気持ちをずっと保ちながら、僕みたいにしくじりをしないように頑張っていただければと思います。以上です。ありがとうございました。

人生はズルができる,スタートはいくらでも早く切れる。
プロとして努力を重ね,「お前はいらない」と1回は首になった方の金言だなと思いました。
結局,スタートを早く切るには,早く「気づく」必要があるわけで,そういう感性の有無が結果を規定すると。
そういうことを考えたりして,とても印象に残りました。