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松宮慎治の憂鬱

'04京都橘高校卒→'08大阪教育大学卒、私立大学に職員として奉職→'17広島大学大学院教育学研究科博士課程前期高等教育開発専攻修了,そのまま後期課程在学中。とあるきっかけ(http://shinnji28.hatenablog.com/entry/2015/01/10/050000)があって、実名でブログを始めることにしました。特に憂鬱なことはないのですが、大学職員仲間がタイトルを考えてくれたので、そのまま使います。

大学行政管理学会第19回定期総会・研究集会のリフレクション(2)分科会1のモデレート

JUAMの定期総会で分科会1のモデレートを担当しました。参加いただいたのは、200名弱です。shinnji28.hatenablog.com
当日のことについては、こちらのブログで記載いただいてます。d.hatena.ne.jp

さて、今回のモデレート、結論から言うと「完全なる力量不足」でした。採点をするとしたら、20点くらいです。
その20点は何の20点か?人選の20点です。
人選には自信がありました。いわゆるすごい人ばかりではよくないので、自分より年下の方も混ぜました。
でもその人選を生かせただろうか、という反省があります。

もっとも迷ったこと―壇上のケンカを優先するのか、フロアとの意見交換を大事にするのか―

「予定調和ではなく、エンタメ性を」と思い、登壇者の方に壇上でケンカしてもらおうと考えて臨んだのですが、現実の問題として登壇者の方に壇上でケンカをしていただくのはかなり難しいことでした。
そして、私自身煽るのがかなり下手でした。
このため、途中から参加者にできるだけ挙手いただき、フロアから意見をいただくことを優先しました。
しかしながら、会場が立派だったこともあって、檀上と壇下に疑似的な上下関係のようなものが成り立ってしまいました。
すなわち、フロアの方が質問をし、それに対して登壇者が答えるという状況になってしまったのです。
そうであっても自分に力があれば議論する方向に持って行けたと思うのですが、なかなかそれが難しかったです。

刺せなかった横串

前述のような厳しい状況にあっても、全体の議論に横串を刺せるようなキーワードを見つけることが必要だったと思います。
壇上で色々と考えてはいたのですが、いいものが思い浮かびませんでした。
もちろん、何か結論を出るような場ではないのは当然ですが、議論が何かにじょじょにフォーカスされていく、その対象の発見ということが本来の自分の役割だったように考えています。
こういった作業は、事前の打ち合わせでカバーできるものではおそらくありません。(それをしてしまうと、予定調和そのものになってしまいます)
かといって、私は初心者なわけですから、一定の方向性をいくつか視野に入れておき、どれに近づいているのかを現場で考えるという程度の準備は行うべきだったかもしれません。

今後の課題

終了後、「もっとこうすればよかったのでは」というご意見を多くいただきました。
たとえば以下のようなものです。

・「意味はあるのか?」という問いには、NOがないのではないか?
・タイトルをもう少しブレイクダウンすべきだった
・指定討論者を置けばよかった
・登壇者の役割がもう少しわかりやすければよかった
クリッカーがあればよかった
・ワークショップでやった方が本音が出たかも

などなど。特に1つ目の指摘は悩ましい問題でした。
まあ、「意味はない」とまではいわないまでも、こと大学院進学については否定的な意見も絶対あるはずなんですよ。
それがなんとか出ないかなと思ったのですが、あの立派な会場で否定的な意見を言うことはやはり難しいですね。結果として職場の上司がネガティブな意見を出す役割をかってくれました。
もちろん、私が否定的な意見を出してもよかったのかもしれませんね。自分が言っても説得力がないな、とか色々考えてしまいました。

そういう運営上の問題以外に、終了後に、
「今は君たちのような進学者が組織に必要なことをおもんぱかっている状態だ。そうではなくて、本来は組織も<何が必要か>を用意しないといけない。そうじゃないとかみ合わなくなる」とアツい口調で伝えてくださる方がいたり、時間がたってからSNS上で色々な気持ち、ご意見をおっしゃってくださるのを散見しました。
もうちょっとこうすればよかったな、ということはたくさんありますし、もしかしたら参加者を消化不良にさせてしまったかもしれませんが、それでも何かを感じたり、考えていただく場にはなったんではなかろうか、と自己評価しています。
少なくとも、退屈だとか、最高につまらないとか、そうはならなくて、それなりに「参加した感」は演出できたんじゃないかと。
次年度以降の主催オファーがあるかどうかわかりませんが、もしあれば、もう少しテーマを焦点化して、よりよいものをご提供したいと感じています。
今回のために色々なアドバイスをくださったみなさま、3ヶ月間準備をしてくださった登壇者のみなさま、参加いただいた方々、ありがとうございました。