松宮慎治の憂鬱

このブログの情報は古く,今後更新しませんので,特に教職課程関連の参照元とすることは避けていただければと思います。ご迷惑かけます。2023.2.19

藤沢周平著『竹光始末』(新潮文庫)を読了

初夏ということで、しばらくは読書週間を頑張りたいと思います。
ものすごく久しぶりに藤沢周平を読みました。
数年ぶりとかそういうレベルだと思います。
好きなんですけど、暗いんですよね~。

収録作品は、以下のとおりでした。

・竹光始末
・恐妻の剣
・石を抱く
・冬の終わりに
・乱心
・遠方より来る

読み終わったばかりからかもしれませんが、一番印象に残ったのは最後の「遠方より来る」ですね、
足軽の主人公のところに、かつて接触が少しあった程度の浪人が訪ねてきて、士官の口をきいてもらうという話です。
厚かましく家に居候し、たくさんご飯を食べたりお酒を飲んだりするので、妻にも文句を言われると。
で、一見豪胆なんですが実は…という話ですね。面白かったです。暗くなくて。

竹光始末 (新潮文庫)

竹光始末 (新潮文庫)