松宮慎治の憂鬱

'04京都橘高校卒→'08大阪教育大学卒、私立大学に職員として奉職→'17広島大学大学院教育学研究科博士課程前期高等教育開発専攻修了,そのまま後期課程在学中。とあるきっかけ(http://shinnji28.hatenablog.com/entry/2015/01/10/050000)があって、実名でブログを始めることにしました。特に憂鬱なことはないのですが、大学職員仲間がタイトルを考えてくれたので、そのまま使います。

平成27年度 科学研究費補助金(奨励研究)研究計画調書をさらしますね

落ちてしまった科研費の計画調書さらします。
指導教員に見ていただいたところ、「仮説がないんだよなあ」とご指摘いただきました。
今年も出すぞ!

審査希望分野

(系)人文・社会系
(専門分野)教育学・教育社会学
(専門番号)221
(分割記号)なし

研究課題名

IR人材に必要な潜在的素養に関する質的分析―大学職員の事例における検討―

研究者

(フリガナ氏名)マツミヤ シンジ 松宮 慎治
(年齢)29歳
(職業)私立大学職員
(職種番号)506
(勤務先)
名称:神戸学院大学 教務センター 教務事務グループ
機関番号:34509
住所:〒651-2180 神戸市西区伊川谷町有瀬518
電話:電話( 078 )974 - 1551   内線( 2627 )
e - m a i l:shinnji28@j.kobegakuin.ac.jp
所属学会等:大学行政管理学会,大学教育学会,日本高等教育学会,日本教師教育学会

研究略歴

2012年~現在

◆教員養成制度下における課程認定制度に関する研究
 (1)課程認定を受けるための条件について
 (2)免許制度の抜本的見直しの方向性について
 (3)課程認定制度の課題について
 (4)課程認定申請業務における事務担当者の役割について

◆教務データを用いた教学支援に関する研究
 (1)中途退学や留年を減ずるためには学生の何を支援すればよいか
 (2)教職課程を途中で諦める者と諦めない者の差はどこで生まれるか
 (3)教員採用試験合格者は,何が効いた結果合格に至っているのか

◆その他
 広島大学大学院教育学研究科(博士課程前期)高等教育開発専攻 2015年4月入学予定

研究目的・計画・方法

1 問題意識
 Institutional Research(以下,IRという)は,1960年代の米国において急速に発展した概念であり,「機関の計画立案,政策形成,意思決定を支援するための情報を提供する目的で,高等教育機関の内部で行われる調査研究」(Saupe,1990)と定義される。このIRが,大学の多様化・大衆化・国際化を背景に,①学習成果の提示②社会への情報公開③意思に基づく戦略的な大学運営の3点に寄与する手段として,日本においても広がりを見せている。『大学におけるIR(インスティテューショナル・リサーチ)の現状と在り方に関する調査研究』(代表:浅野茂)(2014)は,現在日本の約4分の1の大学が何らかのIR組織を有していることを示した。他方で,この現状はIRを推進しようとする政策を始めとする外部環境の後押しにより,形式的な組織整備が先行された結果である可能性が否定できない。したがって,今後の日本のIRは,形式に伴う内容を追究する段階にあると考えられる。
2 目的
 日本のIRが,形式に伴う内容を追究するとき,鍵となるのはその担い手(以下,IR人材という)であろう。IR人材の所在は,アンケート調査等により,所属部局が部分的にわかってはいるものの,個別の担当者を分析した研究は管見の限り少ない。本研究は,既にIR人材として職務に従事する者を質的に分析することで,IR人材に必要な潜在的素養を明らかにすることを目的とする。また,IRのための大学内のデータは,大学の事務職員(以下,大学職員という)がアクセス権限をもつことが多いことから,IR人材として職務に従事する者の中でも,特に大学職員の事例を検討する。
3 計画・方法
 インタビュー調査と文献調査を行う。インタビュー調査では,IRを職務の大半として専従している大学職員を対象とし,IR人材としてのキャリアパス・スキル・役割の3点に関する自己認識を問う。このことにより,大学職員が大学内において,どのような経緯でIR人材となり,どのようなスキルを用いて,何を行っているのかを示しながら,潜在的素養としての特性を見出す。また文献調査では,IR人材の養成方法に注目した先行研究を参照し,その方法が大学職員に適用できる範囲とその限界を分析する。以上2点の調査により,IR人材に必要な潜在的素養を明らかにする。
4 準備・環境
 本計画の準備として,申請者がデータにアクセス権限をもつ教務担当者として,データを用いた教学支援を模索してきたことを挙げる。この活動は,2014年大学教育学会,大学行政管理学会で発表した(p3_1(2)(3))。こうした学会活動を通して,IR人材と個人的な協力関係を構築している。調査協力者の候補は,所属の国立・私立・規模の大小に関わらず存在する。調査協力者には,個人情報の提供に関する同意を依頼し,調査の過程で知りえた情報については研究以外で使用しないものとする。また,環境として,本研究はIRの専門家(九州大学大学評価情報室・森雅生准教授)の面接指導を定期的に受けながら遂行することを挙げる。必要に応じて電話やe-mail等を使い助言を仰ぐ予定である。
5 期待される成果
 IR人材に必要な潜在的素養が明らかになることで,日本のIR人材の育成に貢献することが期待される。また,研究成果を2014年度日本高等教育学会,大学情報・機関調査研究集会(MJIR),大学行政管理学会で発表し,研究成果報告書を作成する。併せて大学行政管理学会誌に投稿する。

最近発表した主要な研究成果

1 学会発表
(1)松宮慎治(2014)「判別分析を用いた4年ストレート卒業に関する探索的研究」大学行政管理学会第18回定期総会・研究集会発表,資料集pp.57-58.
(2)松宮・清水寛之(神戸学院大)(2014)「推測統計を用いた教学支援に関する試み-4年ストレー
ト卒業に関する判別分析の適用-」大学教育学会第36回大会発表,要旨集pp.176-177.
(3)松宮(2013)「教職協働のあり方に関する一考察~教職課程認定申請業務を事例として~」大学行政管理学会第17回定期総会・研究集会発表,資料集pp.117-118.

2 研究報告(活字)
(1) 松宮(2015)「教職課程認定申請の動向について―指摘事項を中心に―」『教師教育研究』全国私立大学教職課程研究連絡協議会,第27号(掲載予定)
(2) 松宮(2014)「課程認定申請大学からの事例報告①~神戸学院大学の指摘事項を中心に~」『阪神教協リポート』阪神地区私立大学教職課程研究連絡協議会,No.37,pp.82-90.

3 研究報告(口頭)
(1) 松宮(2014)「課程認定申請大学からの事例報告~指摘事項を中心に~」全国私立大学教職課程研究連絡協議会第34回研究大会第5分科会発表,要旨集p5,p37
(2) 松宮(2013)「課程認定申請大学からの事例報告~指摘事項を中心に~」2013年度阪神地区私立大学教職課程研究連絡協議会第3回課題研究会発表(要旨集なし,配付資料のみ)

研究推薦者・指導者氏名

森 雅生
職業・学位:九州大学大学評価情報室准教授 博士(情報科学
推薦理由又は研究指導方法:指導方法:面談,電話,e-mail

研究経費

(研究経費合計)856 千円

使用内訳

(設備備品費)191 千円
(消耗品費)108 千円
(旅費)397 千円
(人件費・謝金)100千円
(その他)60 千円

設備備品費の明細

パーソナルコンピュータ(1台×\191,759)

消耗品費の明細

研究成果報告書印刷製本\35,000
マイクロソフトoffice Home and Business2013 \37,584
ステレオICレコーダ \24,190
プレゼン用ポインタ \12,118

旅費の明細

指導者との面談のための交通費(申請者自宅~博多4往復×\30,240)
学会参加のための交通費・宿泊費(日本高等教育学会:東京往復1泊,大学情報・機関調査研究集会:岡山往復1泊)
インタビュー調査のための交通費(申請者自宅~東京6往復,佐賀1往復)

人件費・謝金の明細

調査協力者への謝金(\5,000×20人分)

その他の明細

文献複写のための費用(\300×50部)
図書貸借のための費用(\3,000×15部)