松宮慎治の憂鬱

このブログの情報は古く,今後更新しませんので,特に教職課程関連の参照元とすることは避けていただければと思います。ご迷惑かけます。2023.2.19

社会人大学院生のための指導教員の選び方

社会人院生のための指導教員の選び方について考えてみました。
社会人とストレートで何が違うのかというとないのかもしれませんが、何しろ私に社会人院生との経験しかないので、そのケースしか説明しにくいわけです。
なので、以下は私の場合だと思ってください。

事前の準備

あらかじめ先生方のお名前と専門分野くらいは把握している状態が望ましいと思います。
複数の論文や書籍を読んで、高等教育関連の先生のことを結構知っている状態にしておくということですね。
社会人でありながら大学院に行こうとする人にそのようなことはないと思いますが、「とりあえず受けたい」というのはやっぱりまずいですね。
こういうことをやりたいなあ。。という夢想をする必要がありますし、そのためにはいくつかの論文や書籍を読んでおいた方がイメージが湧きやすいですね。

コンタクトと事前訪問

私の場合は、広島大学高等教育研究開発センターのホームページに入試担当の先生のメールアドレスが問い合わせ先として載っていたので、そちらからご連絡しました。
その後、連絡をとりあいながら、2月に実施された博士論文の公聴会にお邪魔し、その日のうちに各先生方と色々なことをお話ししました。
たとえば、
・社会人が働きながら火曜場合の特別措置について
・大学院で研究したいこと(なぜそのテーマにしたのか)
・大学院入試の内容
などです。
ちなみに、私の所属する専攻は社会人にあわせて柔軟な対応(土日の開講、平日夜のSkype開講など)をしてくださいますが、そのようなことはどこにも書いてないですね。
ホームページに「相談してください」と書いてあるだけです。
実際、入試要項なんかを見ても社会人は休職しないといけないかのような印象を受けたので、初めからダメだと思ってみました。
問い合わせてみるもんですね。

指導教員を選ぶということ

私の指導教員となってくださったのは、大場淳先生で、ご専門は大学職員論やフランスの高等教育です。
面接で希望を聞かれたので、大場先生がいいと自分で答えました。
しかしながら、「学生の側が先生を選ぶってどうなの?」という思いはすごくありました。
何もしらない、これから大学院に入ろうとする学生が指導する側を選べるわけないだろう、できれば私という人間を見て、先生方に決めてほしいなあ、というのが本音でした。
でも、大学院を受験しながら「指導教員は先生方に決めてほしい」なんて言うのはダメかなと思って、自分の知識の中でベストと思われた大場先生のお名前を出しました。
あとから伺ったら、別に希望があれば言えばいいっていう程度のもので、決められないならそれでもよかったそうです。。

以上、簡単ですが、一人の社会人院生が指導教員を選んだときの事例報告を行いました。