松宮慎治の憂鬱

'04京都橘高校卒→'08大阪教育大学卒、私立大学に職員として奉職→'17広島大学大学院教育学研究科博士課程前期高等教育開発専攻修了,そのまま後期課程在学中。とあるきっかけ(http://shinnji28.hatenablog.com/entry/2015/01/10/050000)があって、実名でブログを始めることにしました。特に憂鬱なことはないのですが、大学職員仲間がタイトルを考えてくれたので、そのまま使います。

植松努「できもしないことを言うな。」「できることしか、しちゃだめなの?」―他人の挑戦はとりあえず否定しておくと自分を守れるので楽―

昨日で、震災のあった日から4年です。そこで、前向きな記事を書きたいと思います。

植松努さんというのは、植松電機という会社の社長です。
以下の動画で有名ですよね。

Hope invites | Tsutomu Uematsu | TEDxSapporo - YouTube


植松さんのfacebookの文章を見てすごくいいと思ったので、ご紹介です。
太字は私が入れてます。

「できもしないことを言うな。」
という言葉はよく耳にします。
でも、僕は、この言葉には、なんの生産性も無いことを知っています。それどころか、人類の成長や、進化発展を阻害する、おそろしい言葉です。

できることしか、しちゃだめなの?

「できないことを、できるようにするのが、練習だ!」
は、イナズマイレブンの言葉ですが、
「できもしないことを言うな」は、
そもそも、教育や、練習や、訓練を否定する言葉では?
それを、教育者が発するって、自己存在否定?

先日、ある子どもからいただいた感想文には、
「自分は、いままで、できないことを、どうやったらできるか考える、という発想がありませんでした。」と書かれていました。

ちょっと、ショックを受けつつも、なるほど、と納得もしました。

この子は、「できもしないことを言うな」にさらされていたのだとおもいます。
だから、自分の「できることの範囲から選ぶ」ことしか、してこなかったのかもしれません。
だから、できないことを、できるようにする、なんて考えるいとまもあたえられず、
できないことは、できない、とあきらめる習性を教えられてしまたのだと思います。

僕は、子どもの頃に、ロビンソンクルーソーが大好きでした。
そこには、困難を乗り越えるための、だったらこうしてみたら?が溢れかえっています。
いとうたかおさんの、「サバイバル」というマンガも好きでした。様々な「だったらこうしてみたら?」が書かれていました。
僕は、伝記も好きです。そこには、あきらめ方が書いてありません。だったらこうしてみたら?しか書かれていません。
だから僕は、できないことにであったら、どうやったらできるかを考える習性が身に付いてしまっています。

生まれた時からあきらめ方を知っている人間はいません。
あきらめる、は、後天的な教育によって与えられる能力です。
だからこそ、あきらめるかたを教えない、という教育もできるはずです。

でも、残念なことに、理由を伝えずに命令に従わせるためには、
「あきらめる」人じゃないと困るんです。

大人にとって都合の良い子どもは「あきらめる」子どもです。
そんな子ども達を、どんどんつくってる大人が、少なからずいます。

「できもしないことを言うな」という人は、
おそらくは、経験値が低い、やったことがないことだらけの人だと思います。

そんな言葉に負けないで、
「どうやったらできるか考えよう」
「だったらこうしてみたら?」
と言った方が、よっぽど生産的です。
なんにも思いつかなかったら、応援するだけでも十分です。

僕ら自身、「できもしないことを言うな」という
言葉が思い浮かんじゃった時は、
がんばってそれを払拭して、
できる方法を考えてみましょう。

やったことがない人に限って簡単に諦めたり、「やめておけ」と言う。真理ですね。
挑戦するということはしんどいですよ。失敗の方が多いですから。
100やって1か2くらいじゃないでしょうか。成功するの。
私は、自分がずっと「できることの範囲から選ぶ」人生を送ってきたので、「できなさそうなことをとりあえずやってみる」ことの価値がよくわかります。
10代の頃から、そういう生活をしてくるべきだったと強く思います。
他人の挑戦を応援したいし、自分自身も挑戦したい。
挑戦の方法がマズいと思ったら「だったらこうしてみたら?」と言いたい。
最悪、なんにも思いつかなかったら、応援だけはできる自分でありたい。
多少無理筋な挑戦でも「それはいいですね。ぜひやりましょう」と言いたいです。

実はそういうの難しいんですよね。
「やめとけよ」と言っておけば、その挑戦が失敗したときに、「ほらやっぱり俺の言ったとおりだろ。やめとけと言ったじゃないか」と自分を守ることができる。
一方、「それはいいですね。ぜひやりましょう」と言ってしまったら、その挑戦が失敗したときに、失敗の原因を部分的に引き受けなければならない。

だからこそ、「それはいいですね。ぜひやりましょう」と言ってくれる人はありがたいんですよね。
人間として魅力的な人は、やっぱり「それはいいですね。ぜひやりましょう」と言ってくれる人です。
こういう人の周りにいると、楽しいです。前向きな発想が許容されるから。
自分もそう思ってもらえるように頑張ります。