松宮慎治の憂鬱

タイトルは友人が考えたもので,某アニメのことはわかりません。

統計学

柳川堯(2018)『P値:その正しい理解と適用』(近代科学社)を読了

標記の本を読了した. データにバラつきがあり,それが確率法則に従って起きることを出発点として,基本的事項から誤用,算出方法,検定,サンプルサイズとの関係等が丁寧に説明されている.P値 ―その正しい理解と適用― (統計スポットライト・シリーズ)作者:…

廣瀬雅代・稲垣佑典・深谷肇一(2018)『サンプリングって何だろう:統計を使って全体を知る方法』(岩波科学ライブラリー271)を読了

統計数理研究所所属の著者がサンプリングについてわかりやすく解説された本。 第1章では,BB弾を例にしたサンプリングの説明に併せて,「理論的には確かにそうなのだけど,実際はこういう点がうまくいかないよね」という補足を行う。 (結局は,推定精度と作…

伊藤公一朗(2017)『データ分析の力 因果関係に迫る思考法』(光文社新書)を読了

標記の本を読了した。 本書では,因果関係の導出がそもそも難しいこと,そしてなぜ難しいかという話題を皮切りに,RCT,RDデザイン,集積分析,パネルデータを扱い,最後に上級編への階段を示す「初級編」である。 階段状のデータから因果を描く集積分析って…

山本勲(2015)『実証分析のための計量経済学:正しい手法と結果の読み方』(中央経済社)を読了

標記の本を読了した。 今まで読んだ統計関連の中でもかなりわかりやすい。 おそらく,「実証」に焦点をあてて,具体的とともに解説してくださっているからだと思う。 その目的から,rやstataのコードの記載はない。数式は多少ある。実証分析のための計量経済…

ウェイン・C・ブース他著(川又政治訳)『リサーチの技法』(ソシム)を読了

本書は,ハーバード,イェール,シカゴ等の大学でレポート/論文執筆を学ぶ学生のための参考図書,"The Craft of Research"の和訳である。 この手の書籍は定期的に読みたくなるのだが,大学院でも学部でも,レベルを問わず参照しやすいテキストであると感じ…

筒井淳也・平井裕久・水落正明・秋吉美都・坂本和靖・福田亘孝(2011)『Stataで計量経済学入門(第2版)』(ミネルヴァ書房)を読了

標記の本を読了した。 本書で扱われているのは,記述統計,OLS回帰分析,時系列データの分析,カテゴリカル・データの分析,制限従属変数の分析,パネルデータ分析,サバイバル分析である。 特に助かったのは,パネルデータ分析のところで2値を従属変数とし…

毎日違う自分になれるか

毎日違う自分になれるか,日々変われるかどうかということを考えているが,実際のところ毎日変わるのは難しい。 昨日より後退することもある。 しかし年単位,いや半年単位で考えれば,変われていると思う。 「毎日違う自分になろう」と考えているだけで,毎…

不偏分散をn-1で割る理由について

tech.naviplus.co.jp まだ十分拝読できていないのだが,上記において不偏分散をn-1で割る理由が解説されている。 ぼくもこれを数式で説明できなくて,歯噛みしたことがあり,現在他人に説明できるよう,トレーニング中である。 具体的には,以下の記事を読ん…

土田尚弘・小野滋(2017)『ビジネスマンがはじめて学ぶベイズ統計学―ExcelからRへステップアップ』(朝倉書店)

標記の本を読了した。本書は「誰でも絶対にわかる」(前書きより)とあるように,たしかに素人にもわかりやすい。 特に,りんごやみかん,くじなどの例を「空虚な事例」とばっさり切って,結婚式の招待回数等を用いているのはよかった。 また,尤度関数と事…

豊田秀樹著『もうひとつの重回帰分析』(東京図書)

先日発刊されたばかりの標記の本を読了した。 結論からいえば,本書を前提とすると,「多くのxを投入する重回帰自体,やめた方がいい」ということになるだろう。 ちょっと自分には難し過ぎたが,以下のようなことが書いてある(と理解した)。①yをxで予測す…

三輪哲・林雄亮編著『SPSSによる応用多変量解析』(オーム社)を読了

こちらも,修士論文執筆時に大変お世話になった一冊である。 多項ロジット,イベントヒストリー,マルチレベル分析,パネルデータ分析といった高度な手法も網羅している。SPSSによる応用多変量解析作者: 三輪哲,林雄亮出版社/メーカー: オーム社発売日: 2014…

山際勇一郎・服部環(2016)『文系のためのSPSSデータ解析』(ナカニシヤ出版)を読了

この1年,本当にお世話になった本。 特徴は,統計分析の考え方とSPSSの使い方が併記されている点にある。 特に助かったのは,SPSSの出力結果をどう見ればいいのかが書いてあることと,論文に記載しなければならない情報が何かを示してくれていることである。…

豊田秀樹編『共分散構造分析[Amos編]―構造方程式モデリング―』(東京書籍)を読了

標記の本を読了した。 この本によれば,共分散構造分析のメリットは,「複雑な関係をパス図で表現できる」ことにあるという。 自身の課題にとっては,独立変数間の関係を所与のものとして描けることで,重回帰分析やロジスティック回帰分析を超えた,メカニ…

田部井明美著『SPSS完全活用法―共分散構造分析(Amos)によるアンケート処理』(東京書籍)を読了

この本では,共分散構造分析を行うソフトAmosの解説書である。こちらもきわめてわかりやすい。 Amosの具体的な操作方法が書いてあるのが本当に助かる。SPSS完全活用法 共分散構造分析(Amos)によるアンケート処理作者: 田部井明美出版社/メーカー: 東京図書発…

筒井淳也・水落正明・保田時男編『パネルデータの調査と分析・入門』(ナカニシヤ出版)を読了

標記の本を読了した。以下にお邪魔するにあたって,ほとんど勉強せずというのも恐縮だったからである。 shinnji28.hatenablog.com 本書の構成は,まずパネル調査とは何か,その現状と概要を説明した上で,実際の分析の説明に入る前に,回帰分析の解説とその…

「gacco 統計学Ⅰ:データ分析の基礎」の1週目が終了

「gacco 統計学Ⅰ:データ分析の基礎」の1週目が、今朝通勤途中に確認テストまで含めて終了しました。その感想を、良かった点、不満な点、その他雑感、に分けて記したいと思います。私が申し込んだのは、有料の反転学習コースではなく、無料の通常コースです…