松宮慎治の憂鬱

'04京都橘高校卒→'08大阪教育大学卒、私立大学に職員として奉職→'17広島大学大学院教育学研究科博士課程前期高等教育開発専攻修了,そのまま後期課程在学中。とあるきっかけ(http://shinnji28.hatenablog.com/entry/2015/01/10/050000)があって、実名でブログを始めることにしました。特に憂鬱なことはないのですが、大学職員仲間がタイトルを考えてくれたので、そのまま使います。

文献

読了した文献(49)

◇古川雄嗣(2017)「「大学改革」におけるPDCAサイクルの批判的考察? : 導入過程の整理・検討」『北海道教育大学紀要.教育科学編』67(2),pp.1-13. ◇塩野宏(2014)「日本の行政過程の特色--大学設置認可過程(平成24年)を素材として」『日本学士院紀要』第68…

読了した文献(46)

◇加藤毅(2016)「大学職員の学習方略~職場外での学びを活かした飛躍に向けて~」『大学研究(オンライン)』第2号,pp.5-22. ◇喜村仁詞(2016)「マネジメントの専門知を活用した学生募集実践の展開」『大学研究(オンライン)』第2号,pp.25-36. ◇村上義…

社会福祉法人全国社会福祉協議会『よくわかる社会福祉施設』を読了

引き続いて,介護等体験の資料である。 社会福祉施設とは何か?ということだが,まず全国で9万ある。 この9万の社会福祉施設について,取り巻く課題も含めて詳細に紹介されている。 たとえば,社会福祉施設といっても,以下のようにさまざまだ。 これほど多…

全国特別支援学校長会編著『フィリア』(ジアース教育新社)を読了

昨日に引き続き,介護等体験の資料である。 もちろん存在は知っていたが,正直申し上げてじっくり読んだことはなかった。 介護等体験の骨太なテキストのイメージである。 特に勉強になったのは第2章と第3章である。 第2章では,「特別支援学校の教育」と題し…

全国特別支援学校長会編著『フィリアⅡ』(ジアース教育新社)を読了

介護等体験の,あくまでも学生の勉強用冊子であるが,きわめて具体的で有用であった。 介護等体験の活動にどのようなものがあるか,といったことや,服装や言葉遣いについて記述されている。 特に勉強になったのは,第2部の「そもそも論」で,「積極的な体験…

読了した文献(45)

◇平田薫(2012)「学習・教育評価における調査」『関西学院大学高等教育研究』2:49-64. ◇山田礼子(2010)「大学教育の成果測定」『クオリティ・エデュケーション』3,15-32. ◇窪内節子(2009)「大学退学とその防止に繋がるこれからの新入生への学生相談的ア…

伊藤修一郎著『政策リサーチ入門―仮説検証による問題解決の技法』(東京大学出版会)を読了

自分の研究が少し迷子になっていたので,標記の本を読了した。 この本の最大の特徴は,ターゲットを研究者や学生だけでなく,「政府・自治体,シンクタンク等で政策形成に携わる実務家,政策提言を行おうとする市民やNPO関係者」にも置いている点にある。 実…

両角亜希子著『私立大学の経営と拡大・再編―1980年代後半以降の動態』(東信堂)を読了

少し前になるが,標記の本を読了した。 私立大学の経営をマクロ・ミクロ双方の視点から検証した貴重な大著である。 より具体的には,私立大学の経営行動について,変容の詳細とその背景,さらにはそれらと財務構造とのかかわり, 加えて個別大学のケーススタ…

高等教育学会編『高等教育研究』第11集を読了

標記の文献を読了した。 この紀要は2008年という,まさしく自身が働き始めたときに発行されており,特集テーマは「大学生論」となっている。 吉田文先生の論稿「大学生研究の位相」には,次のような特集を組んだ理由が記述されている。 会員の多くが大学の教…

日本高等教育学会編『高等教育研究』第19集を読了

標記の本を読了した。 こちらは学会誌であるが販売されており,非会員でも購入できる。 特に刺激的だったのは,論稿「薬学教育改革の成果と課題―二段階の「出口」――「就職」と「国家試験」に着目して―」(速水幹也)である。 こちらの論稿では,6年制化以降…

読了した文献(43)

◇荒木俊博(2016)「履修者人数と授業アンケート結果の関連についての検討」『大学評価とIR』第5号,pp.36-43. ◇清水裕士(2016)「フリーの統計分析ソフトHAD」:機能の照会と統計学習・教育,研究実践における利用方法の提案」『メディア・情報・コミュニ…

矢野眞和著『高等教育の経済分析と政策』(玉川大学出版部)を読了

標記の本を読了した(主として私学助成の章であるが)。 私学助成の高い効率性 (1)現行の私学助成はほぼ受益者負担に近く,その意味で効率的である.(2)税収入増を上回る外部効果があるとすれば,現在の助成水準を縮小させるのではなく拡大の方向で検討すべ…

米澤彰純著『高等教育の大衆化と私立大学経営―「助成と規制」は何をもたらしたのか―』(東北大学出版会)を読了

本書は米澤先生の博士論文がベースになっている。 以前私学助成に焦点化された別の論文を拝読したことがあったが,このように私学政策全体を体系的にまとめられた本書によって,さらに勉強になった。 特にありがたいのは先行研究のレビューで,私学助成に関…

青木栄一著「地方分権と教育行政―少人数学級編成の政策過程」(勁草書房)を読了

昨日の投稿に引き続き,教育行政における政府間関係の研究知見が著されたのが本書である。 また,分析枠組みとして,政府間関係論に加えて「政策共同体論」も援用している。 本書で分析の素材となっているのは副題となっている「少人数学級編成」である。 「…

青木栄一著『教育行政の政府間関係』(多賀出版)を読了

教育行政学の知見を著した表記の本を読了した。 「政府間関係」というのは,上位政府(中央)と下位政府(地方)の関係のことをさす。 教育行政の領域の本を読み始めてから知ったことだが,政府間関係の研究に影響を及ぼしているのが,2000年4月に施行された…

中澤渉著『入試改革の社会学』(東洋館出版社)を読了

標記の本を読了した。 もともと手に取った理由は,高校における推薦入学制度の波及にかかわる分析手法を勉強するためであった。 第4章では,「推薦入学政策の普及と定着過程」として,イベントヒストリー分析を用いた計量分析が行われている。 ところで,本…

白石裕著『分権・生涯学習時代の教育財政―価値相対主義を越えた教育資源配分システム』(京都大学学術出版会)を読了

白石先生のご専門は教育行財政学である。 私立大学の補助金のことを考えるにあたって,ここ最近教育行政学関連の文献を講読している。 こちらの本も,教育資源配分の方法について詳細に述べられていて,大変勉強になった。 特に勉強になったのは,中央集権的…

伊藤修一郎著『自治体政策過程の動態―政策イノベーションと波及―』(慶應義塾大学出版会)を読了

修論のために読んだ。 地方自治体が政策を採用するとき,介在する3つのメカニズム(「内生条件」「相互参照」「横並び競争」)による「動的相互依存モデル」の実証研究がこの論稿の要諦である。 「動的相互依存モデル」というのは,国と自治体との関係を「相…

【メモ】勉強や研究に使える検索データベース

・国立情報学研究所「CiNii Articles」(学協会刊行物・大学研究紀要・国立国会図書館の雑誌記事索引などの学術論文情報データベース) http://ci.nii.ac.jp/ ・第一法規株式会社 「D1-Law」(法情報総合データベース) https://www.d1-law.com/ ・ProQuest…

増田直紀著『私たちはどうつながっているのか―ネットワークの科学を応用する』(中公新書)を読了

標記の本を読了しました。 6次の隔たり,クラスター,スケールフリー,中心性など,ネットワーク科学の基本がわかりやすく書かれていて,大変参考になりました。私たちはどうつながっているのか―ネットワークの科学を応用する (中公新書)作者: 増田直紀出版…

読了した文献(41)

◇浅野茂・黄文哲・小林雅之・森利枝・山田礼子・劉文君(2014)『大学におけるIR(インスティテューショナル・リサーチ)の現状と在り方に関する調査研究 報告書』(東京大学,平成成24-25年度文部科学省先導的大学改革推進委託事業) ◇天野郁夫(2003)『日…

読了した文献(40)

◇青山佳代(2006)「アメリカ州立大学におけるインスティテューショナル・リサーチの機能に関する考察」『名古屋高等教育研究』6: 113-130. ◇秋山高志(2014)「ネットワーク分析を用いた組織間関係の形成メカニズムに関する考察」『商学論集』82(3): 23-42.…

読了した文献(39)

◇市川昭午(2004)「私学の特性と助成政策」『大学財務経営研究』(1),pp.169-185. ◇米澤彰純(1992)「高等教育政策と私立大学の行動:供給側からみた拡大・停滞」『教育社会学研究』50(0),pp.325-344. ◇吉田香奈(2007)「アメリカ州政府による大学評価と資…

読了した文献(38)

◇内田良(2009)「児童虐待の発生件数をめぐるパラドクス」『愛知教育大学教育実践総合センター紀要』第12号,pp.269-277. ◇川島啓二(2010)「大学教育の革新とFDの新展開」『国立教育政策研究所紀要』第139集,pp.9-20. ◇山田剛史(2010)「大学教育センタ…

読了した文献(37)

◇三木朋乃(2008)「制度的圧力の生成・変容のメカニズム―日本におけるISO14001の普及事例分析」『組織科学』Vol.41,No.3,pp.43-54. ◇三木朋乃(2011)「ISO14001の普及プロセス:広域地方公共団体による採用事例分析を通して」『サスティナブルマネジメント…

川﨑剛著『社会科学系のための「優秀論文」作成術―プロの学術論文から卒論まで』(勁草書房)を読了

博士後期課程の先輩にすすめられて読みました。 表紙の裏にはこういうことが書いてあります。 政治学,社会学,経済学といった社会科学では,論文の「型」があいまいで,大学でもきちんと教えられていない。本書では,北米の大学で長年研究生活をおくってい…

読了した文献(36)

◇丸山文裕(2013)「2 高等教育への公財政支出の変容」広田照幸・吉田 文・小林傳司・上山隆大・濱中淳子編『大学とコスト―誰がどう支えるのか」(岩波書店),pp.49-76. ◇杉谷 祐美子(2011)「第1部 一般教育から教養教育へ 解説 混迷する教養教育と高校教…

広田照幸・吉田文・小林傳司・上山隆大・濱中敦子編『大学とコスト―誰がどう支えるのか』(岩波書店)を読了

標記の本を読了した。 国家の財政がひっ迫する中,一体だれが高等教育の費用を負担するのかという論点について,さまざまな視角から議論がなされている。 最も刺激的だったのは,矢野先生の論稿(『第6章 費用負担のミステリー―不可解ないくつかの事柄』)で…

読了した文献(35)

◇坪山雄樹(2012)「脱連結の組織過程:既存研究の検討」『新潟大学経済論集』第92号,pp.273-287. ◇中本陵介・中原正樹(2015)「学生による学生支援(2)」『文部科学教育通信』NO.375,pp.28-30. ◇中本陵介・垂門伸幸(2015)「面談を通して把握した低単…

読了した文献(34)

◇金子元久(2013)「今後の高等教育研究のあり方とRIHEへの期待」『高等教育研究叢書』第124号,pp.1-10. ◇合田哲雄(2013)「行政サイドからの高等教育研究とRIHEへの期待」『高等教育研究叢書』第124号,pp.11-20. ◇有本 章(2013)「今後の高等教育研究と…