松宮慎治の憂鬱

このブログの情報は古く,今後更新しませんので,特に教職課程関連の参照元とすることは避けていただければと思います。ご迷惑かけます。2023.2.19

教職

教職課程認定申請の相談のります

ちょくちょくご連絡いただくのですが,教職課程認定申請関連のご相談があれば,いつでもブログトップの連絡先までご連絡ください。 貴学まで訪問する必要性等が生じれば,うちの職場への依頼文等をいただくかもしれませんが,そうでなければメールやお電話で…

2016年度,神戸学院大学の教員免許状更新講習では,過去最高のべ1,400人超の先生方をお迎えします

残念ながらもう申し込みは締め切ってしまったが,今年度の勤務先の教員免許状更新講習では,のべ1,400人の先生方をお迎えする。 この数字は,2009年の制度開始以来法人として過去最高の数字である。 これまでの最高は2011年ののべ1,200人あまりであり,それ…

大学行政管理学会第20回定期総会・研究集会で研究報告を行います。「教師の資質能力への評価に関する現状と課題」

初めて休もうかと画策していましたが,若手研究奨励の報告をしては?というオファーを研究・研修委員会からいただき,ご支援に対する恩返しとして報告を行うことにしました。 今日から申し込みが可能になるはずです。もしよろしければお越しください。 教師…

『阪神教協リポート』No.39(2016.4.1)に,拙稿「教職課程認定にかかわる実務と課題」を掲載いただきました

『阪神教協リポート』No.39(2016.4.1)に,拙稿「教職課程認定にかかわる実務と課題」を掲載いただきました。 お世話になっている方に抜き刷りをお送りする,ということを初めてしました。 途中から,お送りする相手のお名前は,自分の名前より上に書くべき…

阪神地区私立大学教職課程研究連絡協議会の教職課程事務検討委員会の委員を拝命しています

全私教協の教職課程運営部会の委員(阪神地区選出)を拝命したことは既に報告しました。 shinnji28.hatenablog.com ほぼ同時に,阪神教協の教職課程事務検討委員会の委員も拝命しています。 これは,有志のボランティアで運営されてきた教員免許事務セミナー…

(お願い)「養成段階に求める小学校教師の資質能力等に関する調査」について【7/7までトップに掲載】

標記の調査票を本日発送させていただきました。 お忙しいところ大変恐縮ですが,ご協力いただければありがたく存じます。 お問合せ等ございましたら,以下のメールアドレスまでいつでもご連絡ください。2016年6月7日 広島大学高等教育研究開発センター 大場…

職員の仕事は厳格化する課程認定に対応することではない

全私教協の研究大会でもう1つ印象に残ったことがあります。 厳密な表現を忘れてしまいましたが,1日目のシンポジウムで,森田真樹先生(立命館大学)が標記のようなことを仰っていたと思います。 もう少しマイルドなお言葉でしたが,「この中には職員の方…

制度改正のスケジュール感について―目的養成はSTAY,開放制はGO—

昨日掲載した分科会の記録で,私が次のような質問をしています。 ■質問②制度改正のスケジュールについて(松宮) ・制度改正を見据えた見通しについて,「カリキュラム改正」を念頭に置いた場合のことをお伺いしたい ・担当者の本音としては,制度改正より前…

「第6分科会:課程認定に係る近年の動向と留意事項等について」の記録@全私教協第36回研究大会

以下の記事にアクセスをいただいていますが、こちらは一年前のものです。 2017年度版は、こちらをご覧ください。 2017年度:全私教協第6分科会における尾白専門官との質疑応答(松宮部分) - 松宮慎治の憂鬱 (以上、2017.7.11追記)記録を置いておきます。 …

全私教協の研究大会@京都に参加していました

お声がけいただいたみなさま,ありがとうございました。 もう少しゆっくりお話ししたかった方もたくさんいました。 実家に帰れなかったのが残念ですが,5月の京都は気持ちよくて,特に1日目の懇親会終了後,19:00頃の薄暮のみやこメッセ付近は最高でした。 …

教員採用試験で大切なのは倍率を気にすることではなく,母集団を推定することである

多くの学生は自分の受検する自治体の倍率をかなり気にしている。 以前はそんなこと気にしても意味ないと思っていたが,それはあまりに傲慢であった。 気になる気持ちもわかるし,たぶん大切なのは気にする方法だろう。 教員採用試験に合格したことのない人間…

公開情報を利用した私立大学教職課程のベンチマーキング

教職課程においては、教育職員免許法施行規則の改正によって、各種情報の公表が義務づけられることとなった。http://shinnji28.hatenablog.com/entry/2014/11/01/120048この「情報の公表」を利用して、勤務先の教職課程のベンチマーキングを行えないかどうか…

ぶじ,第1回他流試合(合同模擬授業交流会)vs.摂南大学を開催できました。

以前からやりたかった標記の会について,摂南大学の教職課程のみなさま,学生のみなさまのおかげでぶじ開催できました。 http://www.kobegakuin.ac.jp/facility/tec/news/headline_detail.cgi?kanriid=201601053私がこの仕事を受け持つようになったのが2012…

なぜ,合格実績に学生の個人名を掲載しているのか?

一昨日,合格実績を報告しました。 shinnji28.hatenablog.com ここに,私は合格した学生(あるいは大学院進学した学生)の,個人名を掲載しています。 たまになぜこんなことをしているのか,と聞かれるので,この場でお答えしておこうと思います。 法律で義…

【終戦】今年度の教員採用試験の合格実績について

今年度の実績について,以下のとおりアップしました。https://www.kobegakuin.ac.jp/facility/tec/result/現役の合格者数,当該年度プラス前年度の合格者数とも,いずれも過去最高になりました。 が,「2桁現役合格させる」という大口を叩いていたので,非…

教職課程認定事務担当者説明会@昭和女子大学

人見記念講堂というところで開催されました。 初めて伺いましたが、いいところでした。知らなかったけど、音響設備が有名なホールみたいです。 内容については、また明日…

【御礼/スライド公開】教職課程認定にかかわる実務と課題-阪神地区私立大学教職課程研究連絡協議会2015年度第3回課題研究会―

shinnji28.hatenablog.com 標記の会での報告が先ほど終わりました。 たくさんの方にお越しいただき,感謝申し上げます。 スライドを以下に公開します。 ご意見,ご感想等お待ちしております。 → sanjyuumatsu@gmail.com 教職課程認定にかかわる実務と課題 fr…

『教職課程認定申請の手引き』の変更点―「​平成28年度開設用」から「平成29年度開​設用」へ―

担当のみなさまのお手もとには,既に届いていようかと思うこの冊子。 以前バージョンの変更点を記事にしました。 shinnji28.hatenablog.com一定の需要があるようなので,今年も記事にしたいと思います。 色がクリームイエローからサーモンピンクに変わりまし…

【注意喚起】「教職支援センター」等といった教職課程の全学統括組織に所属する専任教員は、「教職に関する科目」の専任教員としてはカウントできない

shinnji28.hatenablog.com 以前、中教審答申の素案の解説記事を書きましたが、特に気にかかるのは以下の箇所です。 ③統括組織の設置 ・全学的に教職課程を統括する組織の設置を努力義務化する ・統括組織が担当者にFDを実施するなどして、教職課程の科目であ…

教務の教職担当者だが学生の応募書類の添削をしばしばしている

通常の学生であればキャリアセンターの領分になるのかもしれないが、学生の教員採用試験の応募書類の添削をするようにしている。 もちろん、学生が希望すればの話ではあるが、「それは先生に見てもらってくれ」とか「キャリアセンターに見てもらってくれ」等…

卒業や免許状の取得がかかっているときの、「これでよいか確認してくれませんか?」の相談には極力丁寧にのるようにしている

ここ2週間ほど、履修登録の時節柄、卒業or免許状取得のかかった4年次生の履修相談に多くのった。 そうしたとき、中には「これでよいか確認してくれませんか?」という感じでやってくる学生さんもいる。 相談に来た学生の履修が間違っていることはほぼありえ…

教師の資質能力に対する認識のズレーアクターとしての大学と教育委員会に着目した実証分析―

さきほど終了した大学行政管理学会の若手研究奨励の中間報告について、以下のとおりスライドをアップします。 企画いただいた研究・研修委員会のみなさま、お越しくださったみなさま、貴重なコメントをくださったみなさま、ありがとうございました。 教師の…

今津孝次郎著『教師が育つ条件』(岩波新書)を読了

標記の本を読了しました。 以前読了した書籍化された博士論文について、実際に働いている先生方の声を取り入れ、かつやや一般向けに出版したもの、と理解しました。 教師の質(もしくは資質、資質能力)等の向上といったときに、多くの場合その質とはなんな…

今津孝次郎著『変動社会の教師教育』(名古屋大学出版会)を読了(5)教員養成の課題

続きですが、このくらいで最後にしたいと思います。 自分の仕事に最も関係のある「教員養成の課題」についてです。 今津先生は、この問題について4つの観点を提示されました。 すなわち、 (1)同僚教員間連携 (2)実践研究者としての教師 (3)やわらかい…

今津孝次郎著『変動社会の教師教育』(名古屋大学出版会)を読了(4)なぜ個々の学校に議論が焦点化されないのか?

続きです。 全く興味のない方にとっては全然面白くないかもしれません。すみません。 でもこのブログ、自分のためにやってるんです。だからご容赦ください。日本の学校研究でなぜ個々の学校というよりもむしろ全体にかかわる議論ばかり進むのか、という重要…

今津孝次郎著『変動社会の教師教育』(名古屋大学出版会)を読了(3)「かたい学校」と「やわらかい学校」

一昨日、昨日の続きです。 これも非常に重要な論点だと思うのですが、今津先生は「かたい学校tight system of the school」と「やわらかい学校loose system of the school」という2つの学校モデルを提示された上で、脱工業化社会では後者に向かうべきだとお…

今津孝次郎著『変動社会の教師教育』(名古屋大学出版会)を読了(2)「未完成の教師」

昨日の続きです。今津先生の著書を拝読して印象にのこったところ、考えたことなどをつらつら記録していきます。 これからの社会が求めるのは、「未完成の教師」 昨日、教師教育に関する2モデル(「aモデル;教師個人モデル」「bモデル;学校教育改善モデル」…

教員免許状更新講習ってなに?

池田信夫さんの子ども新聞風に、、、 教員免許状更新講習ってなに? from Shinnji Matsumiya www.slideshare.net今年、教員免許状更新講習の受付を従来職員がやっていたのですが、学生さんにやってもらおうと思いまして。 で、ただやるんじゃなくて、事前事…

東京アカデミーの教採模試を学生と一緒に受けてみた結果―松宮カップのその後、とりあえず論作文の内容をさらしますー

以前、学生と一緒に東京アカデミーの模試を受け、結果をランキング形式にして掲示する「松宮カップ」を行う、という宣言をしました。 実際に行ったのですが、余裕がなくてまだ掲示できていません。 完全にタイミングを逃しました。今は学生にとって大事な時…

小柳和喜雄/久田敏彦/湯浅恭正編著『新教師論―学校の現代的課題に挑む教師力とは何か』(ミネルヴァ書房)を読了

標記の本を読了しました。 章立ては以下のとおりです。 第1部 教師に求められる専門性と力量に関する論議のコンテキスト 第 1章 今,求められる教職の専門性 第 2章 教師教育の質保証と職能開発 第2部 教師に求められる専門性と力量のエレメント 第 3章 教師…