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松宮慎治の憂鬱

'04京都橘高校卒→'08大阪教育大学卒、私立大学に職員として奉職→'15広島大学大学院教育学研究科博士課程前期高等教育開発専攻。とあるきっかけ(http://shinnji28.hatenablog.com/entry/2015/01/10/050000)があって、実名でブログを始めることにしました。特に憂鬱なことはないのですが、大学職員仲間がタイトルを考えてくれたので、そのまま使います。Twitter : sanjyuumatsu,e-mail : sanjyuumatsu@gmail.com

学位記授与式です

今日は学位記授与式です。 去年の教育実習の事前指導でも伝えましたが、自分は2012年の6月から今の仕事をしているので、2013年入学の今の学年は、今の仕事で四年間丸々接した世代ということになります。 しかしながら、この時期になると、お祝いや感謝よりも…

大学院生とのかかわりもある

ぼくは普段学部生だけでなく、大学院生とも仕事の中でかかわりがある。 具体的には、TAの業務や学位授与に関する一連の手続き(論文の題目届提出とかそういうの)をフォローしている。 大学院生とのかかわりというのも、学部生と違って面白い。 まず、TAとい…

「教員免許状更新講習ってなに?」のver.2をアップしました。

昨年度「ボランティア」で実施したものを「アルバイト」に変更したので,バージョンアップしました。 また,制度設計の変更についても反映しています。 教員免許状更新講習ってなに?Ver.2 from Shinnji Matsumiya www.slideshare.netなお,以下の記録は昨年…

学生に「来年」はない。そして本当はぼくらにもない。

実習先の子どもたちは,その単元を一度しか習わない 先日,4年次生を対象に,教育実習の反省会(報告会)を行った。 この会は,教育実習を終えた4年次生100人近くが,マイクをもってリフレクションを行うものである。 3年次生も出席し,4年次生のリフレクシ…

日本高等教育学会における追手門学院の学生のホスピタリティ

この土日、日本高等教育学会@追手門学院大学に参加していたわけであるが、出迎えた学生スタッフに驚いた。 たとえば、研究発表の各部会では、開始前に必ず1人の学生が前に立って、ベルを押すタイミング等を説明された(「〇〇学科の誰それです。ベルを鳴らす…

教員採用試験で大切なのは倍率を気にすることではなく,母集団を推定することである

多くの学生は自分の受検する自治体の倍率をかなり気にしている。 以前はそんなこと気にしても意味ないと思っていたが,それはあまりに傲慢であった。 気になる気持ちもわかるし,たぶん大切なのは気にする方法だろう。 教員採用試験に合格したことのない人間…

災害ボランティアバスに引率として随行したあとの自分の最後の挨拶について

東日本大震災のボランティアに関する思い出は,これまでも何度か記述してきた。 shinnji28.hatenablog.com shinnji28.hatenablog.com参加した学生と教職員は,大学に帰着してから最後の振り返りを行う。一人ひとり何かを言って,クローズである。 自身が参加…

公開情報を利用した私立大学教職課程のベンチマーキング

教職課程においては、教育職員免許法施行規則の改正によって、各種情報の公表が義務づけられることとなった。http://shinnji28.hatenablog.com/entry/2014/11/01/120048この「情報の公表」を利用して、勤務先の教職課程のベンチマーキングを行えないかどうか…

「俺はこんな大学に来る人間じゃなかった」と考えている大学1年生へ伝えたい3つのこと―いわゆる「学歴」コンプレックスについて―

自分は,神戸市の私立大学で大学職員という仕事をしている。 学生支援部門で4年,教務部門で4年を過ごした。仕事柄,さまざまな学生さんを見てきた。 そうした経験から,以前から感じていたことを伝えたい。 ①入った大学がその人の実力である 「受験に失敗…

東日本大震災のボランティアに夜行バスで学生を引率した思い出

「仕事」として参加したボランティア 過去の3回,東日本大震災のボランティアに学生の引率として,職場から派遣されている。 今までこの職場でさまざまな仕事を任せてもらったが,もし最も印象に残ったものを挙げろと言われたら,この仕事を挙げるだろう。 …

仕事で博士論文の公聴会の事務手続き等をしている

仕事で本学人間文化学研究科研究科の博士論文の公聴会にかかわる手続き等をしている。 今年は例年になく、論文博士も含めて5名の方の学位授与がかかっている。 既に4名の課程博士の方の公聴会を終えたが、大変勉強になった。 どのような分野であれ、それが研…

ぶじ,第1回他流試合(合同模擬授業交流会)vs.摂南大学を開催できました。

以前からやりたかった標記の会について,摂南大学の教職課程のみなさま,学生のみなさまのおかげでぶじ開催できました。 http://www.kobegakuin.ac.jp/facility/tec/news/headline_detail.cgi?kanriid=201601053私がこの仕事を受け持つようになったのが2012…

学生の成長が、自分の器におさまってしまうという問題

私は学務系の部門にずっといたこともあって、自分の仕事はいかに学生の可能性を伸ばすかというところにあると思っている。 そうした時に、標記のような限界を覚えることがある。 不安と言い換えてもいいかもしれない。学生の成長は、結局自分の器の範囲に規…

ブログに書くようなことではないかもしれないが…

スキーバスの事故の件は、あまりにひどい。 何個か記事を読んだが、被害者が大学生であることもあって、他人事だとは思えない。 夜行バスの安全管理体制が問題になったのは、今回が初めてではなかったはずだ。 大学生が相対的に安い商品を買うのは当然である…

なぜ,合格実績に学生の個人名を掲載しているのか?

一昨日,合格実績を報告しました。 shinnji28.hatenablog.com ここに,私は合格した学生(あるいは大学院進学した学生)の,個人名を掲載しています。 たまになぜこんなことをしているのか,と聞かれるので,この場でお答えしておこうと思います。 法律で義…

【終戦】今年度の教員採用試験の合格実績について

今年度の実績について,以下のとおりアップしました。https://www.kobegakuin.ac.jp/facility/tec/result/現役の合格者数,当該年度プラス前年度の合格者数とも,いずれも過去最高になりました。 が,「2桁現役合格させる」という大口を叩いていたので,非…

学生のルサンチマンを,前向きなエネルギーに変えることが自分の仕事である

多くの大学生は,入学した時点でルサンチマンを抱えている 学生のルサンチマンを,前向きなエネルギーに変えることが自分の仕事だと思っている。 勤務先は神戸学院大学という私立大学であるが,学生の中に学校生活の勝ち組は少ない。 これは特別な現象ではな…

学生との関係性は、卒業後に決まる

これまでも2回ほど言及したのですが、学生との関係性は卒業後に決まると考えています。shinnji28.hatenablog.com shinnji28.hatenablog.com在学中に、色々と付き合いや交流があるのは、いわば当然なわけです。 しかし、卒業後も付き合いが続くとなれば、これ…

広田照幸・吉田 文・小林傳司・上山隆大・濱中淳子編『大衆化する大学―学生の多様化をどうみるか』(岩波書店)を読了―「マージナル大学におけるリメディアル教育の到達水準」―

こちらについては、今年のはじめに多様化がテーマになっていた大学職員フォーラムに呼んでいただいたときに既に読んでいました。shinnji28.hatenablog.comが、今回再読してみて、改めてこれは必読書やなと。 特に神戸国際大の居神 浩先生による第3章「マージ…

「学生の学力が低下している」と一方的に断じることは「我々の時代は最高」ということとほぼ同義―高等教育目標論特講(大学と社会の接続):藤村正司先生の課題から―

前期と違って、課題をレビューっぽくまとめることに挑戦してみました。 その方が、このブログに転載したときに読みやすいと思いまして。 それに、書いてあることを羅列するより、そっちの方が難しいですからね。 課題となったこの本は、以前に読んだことがあ…

ガイダンスを学生の学びの機会にできないだろうか

これ、以前から思っていて、他大学さんでいうと大手前大学さんなんかがチャレンジをされているようです。 通常大学のガイダンスというのは、「情報提供の場」であるということができます。 しかしながら、単純な「情報提供の場」は多くの場合面白くありませ…

教務の教職担当者だが学生の応募書類の添削をしばしばしている

通常の学生であればキャリアセンターの領分になるのかもしれないが、学生の教員採用試験の応募書類の添削をするようにしている。 もちろん、学生が希望すればの話ではあるが、「それは先生に見てもらってくれ」とか「キャリアセンターに見てもらってくれ」等…

卒業や免許状の取得がかかっているときの、「これでよいか確認してくれませんか?」の相談には極力丁寧にのるようにしている

ここ2週間ほど、履修登録の時節柄、卒業or免許状取得のかかった4年次生の履修相談に多くのった。 そうしたとき、中には「これでよいか確認してくれませんか?」という感じでやってくる学生さんもいる。 相談に来た学生の履修が間違っていることはほぼありえ…

教員免許状更新講習の受付を学生さんにお願いした結果

教員免許状更新講習が8月7日(金)に終わったのですが、当日17:00ジャストにホームページのトップにアップされるように以下の記事を書きました。記事詳細 | イベント報告 | 神戸学院大学 【御礼】教員免許状更新講習にご参加いただきました先生方へ 両キャン…

学生の名前を覚えているフリをする

[人生デザインU-29「大学職員」を見て思うこと - 大学職員の気ままで正直な気持ち] 学生の名前を覚えると学生は喜ぶということが書かれています。 私もこれは努力しているのですが、なかなか教職課程を履修する学生600人の名前を覚えるのは困難です。 4…

教育委員会が主催する学校ボランティアの研修にはスーツで行くべきか?

神戸市にはスクールサポーターという学校ボランティアの制度があって、うちの学生もお世話になっています。 関係者のみなさま、いつもありがとうございます。 それで、教育委員会が年に何回か登録している学生向け(他大学含む、参加自由)の研修をしてくだ…

“中退予防”という言葉

先日お会いした他大学の方がしきりにこの言葉を使っていた。 なかなかタイミングがなくて聞きそびれてしまったのだが、この“中退予防”という言葉をお使いになっているということは、おそらくNPO法人NEWVERYの取組みを参照されたことがあるのではないかという…

いわゆる窓口業務は、学生と接することになるのか?

形式的にはそのとおりだが、実質的にはそうとも言えないというのが、7年間窓口のある部署にいて感じていることである。学生と接するといっても、意味のある接し方とそうでない接し方があり、どんな接し方を選ぶかは個人の裁量によって変わってくる。人事的な…

学生が自律的に学びあい始めた喜び

大学が学生に提供できる資源には限りがある。 資源といえば、通常ヒト•モノ•カネを指す。 大学の教職員の数は決まっているので、大学のヒトには限りがある。 大学の設備はそう簡単に充実させられないので、モノにも限りがある。 カネだって、大学が収入を増…

松宮カップ(仮)のその後について

以前、学生と一緒に東京アカデミーの教員採用試験模試を受けて、氏名を公表して学内に掲示するイベント、通称松宮カップ(仮)を行うということを述べましたが、昨日がその本番でした。 私が学生と一緒に受けたのは上記のうちの第2回で、教職教養+一般教養…

卒業と教員免許状ー卒業生に送ったメッセージの転載ー

KAC教務の松宮です。このお知らせは、教職を履修してきた4年次生に送っています。 【残念ながら免許状取得に至らなかった方へ】 大学は法律が定める基準を超える科目を修得させています。ゆえに、少しの努力で免許状が取得できる可能性があります。諦めない…

大学職員にとっての卒業式―たぶん、小学校・中学校・高校の教職員より得をしている―

昨日は学位記授与式(いわゆる卒業式)でした。 私は一日中、教員免許状を卒業生に渡す仕事をしていたのですが、一緒に写真を撮ったり、「お世話になりました」と言っていただいたり(できてないけど)、とても楽しい時間を過ごしました。 また、前の部署に…

「判別分析を用いた4年ストレート卒業の決定要因に関する探索的研究」

去年の大学行政管理学会定期総会・研究集会における発表内容です。 判別分析を用いた4年ストレート卒業の決定要因に関する探索的研究 from Shinnji Matsumiya 判別分析を用いた4年ストレート卒業の決定要因に関する探索的研究【要約】 4年間で卒業できるか否…

仕事で最近嬉しかったこと―とある卒業生の母校(高校)の先生が、わざわざ挨拶に来てくださいました―

嬉しかった出来事 先日、昨年の3月に卒業した学生の母校(高校)の先生が、わざわざ挨拶に来てくださるという出来事がありました。 「●●(その卒業生の名前)が、松宮さんにお世話になったと申しておりましたので」 なんて言われてしまって、お土産までいた…

学務系職員だからといって、学生と関われているとは限らない

先日こちらのブログを拝見しました。 職員と学生の関わりに思う 〜非学務系職員は学生と関われるのか?〜 - 大学職員の書き散らかしBLOG この記事では、冒頭のところで次のように述べられ、仕事の中で学生と関わる機会がなかったことに関する懸念を示されて…

「大学職員」と夜間部学生、二足のわらじ…​東洋大

東洋大学が、夜間部の学生に職員として働いてもらっているというニュースがありました。(最後に引用) 大学としてもありがたいし、学生にとっても学費の足しになるという「『独立自活』支援推薦入試」のことです。 率直に言って、こういう制度がある東洋大…

大学職員は学生好きか?

大学職員は学生好きか? 大学職員は学生のことが好きなのでしょうか? 世の中にはたくさんの大学職員がいますが、多分、学生好きな人の方が多いと思います。 大学職員の中には、「学生時代職員の方にお世話になって…」みたいな方が結構いるはずです。 その次…

「学生に対してどこまで支援するか問題」への考え

先日の大学職員フォーラムで、阿部真大先生(甲南大准教授)が、福祉の現場では「どこまで支援するか」が常に問題になる、と仰っていました。 「2014年度大学職員フォーラム」に参加 - 松宮慎治の憂鬱この問題は、大学においても同様かと思います。「どこま…

「2014年度大学職員フォーラム」に参加

昨日までは、話題提供における自身の発言記録をまとめました。 今日は一参加者として、全体を概観した報告をしたいと思います。 掲載にあたり、許可は得ておりません。掲載そのものの問題や、文言の修正の必要等ありましたら、いつでもご用命ください。 ご一…

終わったあと、学生に配信した文章―「2014年度大学職員フォーラム」における発言記録(一覧)に添えて―

「2014年度大学職員」フォーラムにおける発言記録をまとめると、次のとおりとなりました。 私以外を含む全体をとらえた報告は、また明日アップします。 「2014年度大学職員フォーラム」における発言記録(1)―自身の大学時代と、今の仕事― - 松宮慎治の憂鬱…

「2014年度大学職員フォーラム」における発言記録(3)―学生と接する時に大切にしていること―

「2014年度大学職員フォーラム」における発言記録(1)―自身の大学時代と、今の仕事― - 松宮慎治の憂鬱 「2014年度大学職員フォーラム」における発言記録(2)―学生に抱く印象と問題提起― - 松宮慎治の憂鬱昨日の続きです。 6.学生と接する時に気にして…

「2014年度大学職員フォーラム」における発言記録(2)―学生に抱く印象と問題提起―

「2014年度大学職員フォーラム」における発言記録(1)―自身の大学時代と、今の仕事― - 松宮慎治の憂鬱 昨日の続きです。 4.学生に抱く印象 以上の経験を踏まえて、個人的に学生に抱いている印象です。 まずプラス面ですが、学生から学んだことはたくさん…

「2014年度大学職員フォーラム」における発言記録(1)―自身の大学時代と、今の仕事―

話題提供者として呼んでいただきました2014年度大学職員フォーラム、1月10日(土)に終わりました。 プログラムは以下のとおりです。 2014年度「大学職員フォーラム」に話題提供者として呼んでいただきました - 松宮慎治の憂鬱 評価を決めるのは参加者の方だ…

教職課程の学生同士の学び合いに向けた試み【一覧】

教職課程の学生同士の学び合いに向けた試み(1)問題意識 - 松宮慎治の憂鬱 教職課程の学生同士の学び合いに向けた試み(2)問題意識② - 松宮慎治の憂鬱 教職課程の学生同士の学び合いに向けた試み(3)目的 - 松宮慎治の憂鬱 教職課程の学生同士の学び合…

教職課程の学生同士の学び合いに向けた試み(7)まとめ―結局、大学職員として何をしているのか?―

教職課程の学生同士の学び合いに向けた試み(1)問題意識 - 松宮慎治の憂鬱 教職課程の学生同士の学び合いに向けた試み(2)問題意識② - 松宮慎治の憂鬱 教職課程の学生同士の学び合いに向けた試み(3)目的 - 松宮慎治の憂鬱 教職課程の学生同士の学び合…

教職課程の学生同士の学び合いに向けた試み(6)途中経過

教職課程の学生同士の学び合いに向けた試み(1)問題意識 - 松宮慎治の憂鬱 教職課程の学生同士の学び合いに向けた試み(2)問題意識② - 松宮慎治の憂鬱 教職課程の学生同士の学び合いに向けた試み(3)目的 - 松宮慎治の憂鬱 教職課程の学生同士の学び合…

教職課程の学生同士の学び合いに向けた試み(5)方法②

教職課程の学生同士の学び合いに向けた試み(1)問題意識 - 松宮慎治の憂鬱 教職課程の学生同士の学び合いに向けた試み(2)問題意識② - 松宮慎治の憂鬱 教職課程の学生同士の学び合いに向けた試み(3)目的 - 松宮慎治の憂鬱 教職課程の学生同士の学び合…

教職課程の学生同士の学び合いに向けた試み(4)方法

教職課程の学生同士の学び合いに向けた試み(1)問題意識 - 松宮慎治の憂鬱 教職課程の学生同士の学び合いに向けた試み(2)問題意識② - 松宮慎治の憂鬱 教職課程の学生同士の学び合いに向けた試み(3)目的 - 松宮慎治の憂鬱 続きです。前回までは、問題…

教職課程の学生同士の学び合いに向けた試み(3)目的

教職課程の学生同士の学び合いに向けた試み(1)問題意識 - 松宮慎治の憂鬱 教職課程の学生同士の学び合いに向けた試み(2)問題意識② - 松宮慎治の憂鬱 続きです。前回までは、問題意識として個人(もう少し目の前の学生のためにやれることがあるんじゃな…

2014年度「大学職員フォーラム」に話題提供者として呼んでいただきました

テーマは、「日々の業務を通して見える学生の実状をどう捉えるか」です。詳細を以下に転載しますが、抜粋なので、具体的なことは主催の高等教育研究会HP( SHES/高等教育研究会)をご覧の上、確認をお願いします。 ◆趣旨 この間、大学に入学したものの、学業…